脱『脱オブジェクト指向のススメ』のススメ

おもしろいこと言ってるねえ……。

ITmediaの紙面上で書くのは少々気が引けるが、全国の悩める若者のために勇気を振り絞って書くことにしよう。
オブジェクト指向などクソの役にも立ちません!」
あー、書いちゃった・・・。いや、やっぱり、
「ときどき、役に立つときもあります」
くらいにしておきます。


脱オブジェクト指向のススメ - 雇われIT社長の乱心ブログ

全くの同感ですね。
”役に立てようとしないのならば”役に立たないのは当たり前ですし。


まあ、オブジェクト指向は、数ある道具の1つに過ぎなかったりします。
最終的に何の道具を使うのかっていうのは、結局は好みの問題*1のハズだと思うんですけどね。


ただ、今ある道具だけで満足するのも構いませんが、ときどき頭を柔らかくして、
道具の使いみちを最探索してみることもオススメしてみたり。


ついで

一般的な開発の現場では、「誰だ!わざわざこんなのクラスにしやがったやつは!」と迷惑の種になることはあっても「オブジェクト指向の導入で再利用性飛躍的UPね!」なんてことはほとんどありません。

これ、ただ単にクラスの切り分けが下手なだけじゃないの?


ただ……何となく言いたい事はわかるなぁ。
確かにオブジェクト指向デザインって人の考えがモロに反映されるから、他人の思想と合わなかったりしたら困るんだよね。


結局 『誰だ!わざわざこんなコードにしやがったやつは!』 って言っているのと一緒かな〜。
こういうのはうちも経験あるです。他人のコードなんか読めませんわ (^-^;


それから、『再利用性』 ってのは、『再び使う技術』 じゃなくて 『他人の作ったコード(クラスライブラリ)を使いまわす技術』 だと思ってたり。
自分が作るコードなんて、大抵の場合、再び使う事も誰かに使ってもらう事もありませんし (^-^;


再利用性って考えたらドツボにはまりますよ。
考えるべきなのは 『利用性*2』 です。


 

*1:と、あとは生産性とかパフォーマンスとか etc... の問題

*2:要は単なる使いやすさ