RE: 池田氏と戦ってもしょうがない

どうも。初めまして。折角ですのでイナゴの一匹として意見させてくださいな。

つまりネットイナゴ問題を考えるときに、池田氏を見てる。池田氏が正しいかどうかを議論してる。

WEB自習室(oppappy) - 池田氏と戦ってもしょうがない

自分は、ちょうどここで示されているような『ネットイナゴ問題ではなく池田氏を見ている人』に当たります。
その立場での発言ですが、そもそも今回の一連の騒動は『ネットイナゴ』とは無関係なのではないか、と自分は考えているんです。


まず、池田氏のブログを時系列順に整理してみます。


池田信夫 blog IPアドレスは枯渇していない
今回の騒動の切っ掛けは、池田氏が投稿したこのエントリでした。このエントリに対し集まったブックマークに、池田氏が反応しています。
池田信夫 blog はてなに集まるネットイナゴ
上のエントリで池田氏が言いたかったことは

の3点。また池田氏自身も次のエントリにて改善案を挙げています。
池田信夫 blog はてなの逆淘汰
以上3つのエントリが、池田氏が今回の騒動にあたって表明した文章です。


さて、これらエントリを見てはてなブックマーカーがどのように反応したかと言いますと……

  • いや、ツッコミどころ多すぎやん

集約すると、これが切っ掛けであり、全ての基本です。
最初のエントリには反論が幾つか存在しました。技術系のブロガーである dankogai さんが反応したことも注目を集める一因となったかもしれません。
とにかくツッコミが書き込まれました。罵詈雑言と共に。


池田氏がそれら正当なツッコミもろとも罵詈雑言を切り捨てたため、ブックマーカーたちのフラストレーションが溜まった、という構図です。
要は

  • こちらの意見を一括りにフレームと見なし無視する姿勢はいかがなものか

ということがブックマーカーたちの問題でありまして。これが冒頭の引用 『池田氏が正しいかどうかを議論してる』 の答えです。そもそも池田氏とイナゴたちの間で問題にしている事柄が全く異なるんじゃないかと、自分としては思うんです。



ということで、ネットイナゴの定義がどうとかイナゴを減らすにはどうとかは本質ではなく、互いの立場を非難しあうというのが今回の騒動にございます。*1


まあ、色々と思うところはありますけど、とりあえず

池田信夫 blog 生物と無生物のあいだ - コメント欄

あたりを見てもらえれば分かるとおり、基本的に非難合戦にしかなってないらしいですから、双方とも結論なんてどうでも良いんでしょう。


個人的な意見を言わせて貰うと 『バカを許容できないほど狭い世界じゃない』 とは思ってますけどね。罵声は見ていて快くありませんが、周囲を道連れにしてしてまで積極的にイナゴ駆除するほどのものでもない。むしろ宝石がたまに飛んでくることのほうが興味深い。


罵声を気にするなっていう意見は元々のイナゴ問題の【タフであるべき論*2】に繋がってくる話で、確かに『被害者であるブロガーにコストを強いるのは横暴だ』って意見もありますが、タフであろうが無かろうが、幾らコントロールしようが、最終的には誹謗中傷を含むあらゆる発言が交わされるのが web という世界であって『ならタフになるほうが良いよね。精神衛生的に』って話ですよね。ちがうかもしんないけど。


ま、バカを全部排除して一部の特権階級だけがブログ書いたりブクマしたりコメントできたり出来るようにすることが究極の改善策でしょうけど、それしたら真っ先に排除されるのはたぶん俺でしょうな。上辺の知識でしか物言いませんし。


 

*1:俺はそう思った

*2:正式名称忘れた