匿名と実名の議論の違いについて

そもそも、匿名で 『議論のループ』 が成り立つのだろうかと思った。

ふと 2ch に目を向けると、匿名同士の罵りあいが目に入る。しかし、そのうち詭弁のガイドラインを貼る奴が現れたり、情報をまとめる奴が現れたりと、さらにそれを下地に議論が進んだりと、罵りあいながらもいつまでも同じところをぐるぐる回ってたりしない。
もしかして、匿名議論のほうが実名議論よりも質が高くなりがちなのだろうか?

http://www.misao.gr.jp/~koshian/?20070716S2


実名の mixi では、相手が一意に特定できるため議論のループが成立するということは原理的に正しいと思う。2者が水掛け論を繰り広げれば、それだけでループが完成する。


一方、匿名の 2ch には、そもそも【2者】という概念が薄い。上のエントリでも指摘されているが、議論を繰り広げる者の入れ替わりが激しい 2ch では、水槽の水は常に新しいものに交換され清潔さが保たれる。匿名である以上、誰か特定の人を相手にし続けることは非常に難しい。


実名の下に議論を繰り広げる mixi と、議論に論者が集う 2ch、という違いがあるのかもしれない。