小倉先生への質問状

小倉先生の記事 に付いた小倉先生のブックマークコメントに”かっちーん”と来てしまったので、ちょっとぷち切れモードの SiroKuro です。

↓情報発信自体をするなとは言ってないですよ。

はてなブックマーク - OguraHideoのブックマーク / 2008年1月28日

さてさて、タイトルには質問状とありますが、その前にしばし私の話にお付き合いいただきたい。


自分は、ネットの匿名性は”仮面舞踏会”であると認識しています。俗世のしがらみから離れ互いに同等の立場となり大いに楽しむことが出来る、そんな空間です。もちろん「俗世のしがらみから離れる」とは他者を攻撃しても良いという免罪符などでは決して無いのですが、それでも実名に縛られることなく羽目を外せる空間は、自分にとって非常に心地が良いものです。そのような認識の上で考えるに、小倉先生が伝える ”実名公開を強制する” という提案は、仮面舞踏会の仮面を剥がす行いに他なりません。

元々小倉先生の提案は 「実名の下で節度ある発言を心がけよう」 というものですが、その提案は言い換えるならば 「世間から見て恥ずかしいと思った発言は言わないようにしよう」 と等しいものと考えられます。世間から見て恥ずかしいと思える話題は、何も相手への誹謗中傷だけではなく、例えば酒や賭け事あるいはゲーム・漫画・その他娯楽など非常に多岐に渡ります。立場上発言することが難しい話題など山ほどあるのです。

つまり、小倉先生が提案する実名制度は、私にとってはそれだけで 「(世間から見て恥ずかしい)情報発信自体をするな」 と言っていることに等しいのです。


小倉先生が冒頭のように 「するなとは言ってないですよ」 と仰る理由はいくつか想像できます。例えばその理由が 「その場の誤魔化し」 あるいは 「小倉先生自身、実名制について浅い知識しか持たない」 だと想像することも出来ますが、このどちらかの場合では小倉先生には大法螺吹きの烙印が押されるだけであって、それは私も望むところではありません。
それとは異なる根本的な差異……例えば 「小倉先生はネットを”仮面舞踏会”とは考えていない」 が、私が考える最もありえそうな理由だと現時点で推測しています。


小倉先生に質問したい事柄は次の2問です。

私はネットを仮面舞踏会と考えているが、小倉先生は現在のネットをどのようにお考えか、改めてお聞きしたい。

私はこのまま仮面舞踏会に興じていても構わないのかどうかを、実名制を提案する小倉先生にお聞きしたい。

申し訳ありませんが、小倉先生ご自身のブログにて回答を戴けましたら幸いに思います。特に互いがネットをどのように認識しているかの摺り合わせはしておきたい所存です。不仕付けですが何卒よろしくお願い致します。