白鵬がアサファ・パウエルに挑んで勝利するための、たった一つの冴えたやり方

  • 答え:自分の土俵に相手を引きずりこむこと 

結論を述べますと、相手の土俵に乗り込んだ時点で負けが決まります。8割がた。運良く2割の中にもぐりこめば勝てるかもしれませんが。というようなことを、今日放送の NHKクローズアップ現代 「グローバル競争時代 揺れる“技術立国”【1】 変わる“企業” 変わる“人材”」 を見てて思いました。
マトモに考えるならば、白鵬がパウエルに勝つには、まずは肉体改造をする必要があるでしょう。とりあえずダイエットして無駄な肉を削いで、短距離走に必要な筋肉を付け直して……相撲取りではなく短距離走者にならなければパウエルには勝てません。というより、肉体改造が必要な時点でパウエルとは大きな差が開いていますので、改造が完了してもパウエルには勝てないかもしれません。
で、今日のクローズアップ現代は、肉体改造真っ最中の企業に焦点を絞った話でした。後発の日本企業が、相手の土俵に乗り込んで勝てる見込みは残念ながら少ないでしょうね。

『競争して勝てないならば意味が無い』 ということは、競争に“負けている”会社には意味が無いということでしょうか。そんなことは無いんじゃないかなぁと自分は思うのですよ。誰しも自分に得意な土俵があるもので、その土俵を真剣に考えることが一番大切なんじゃないかと思ってます。

まあ、競争は消費者にとっても有益だとか言う人は居ますけど、結局消費者が望んでいるのは競争ではなくて良質・安価なだけですんで、ここはむしろ消費者が率先して『その競争は見ていて面白くないです』って言うべきなのかもしれません。
競争すると、勝った企業も負けた企業も疲労して消えていきます。それは消費者としては最も避けたい事態ですので。