インターネットホットラインセンターの問題点について

http://d.hatena.ne.jp/SiroKuro/20060603/1149334644 の続き。


『実在しない児童を描写したイラスト』は、児童ポルノには含まないと定義されたものの、一部から批判の声が上がってるようです。


理由その1:、『わいせつ情報』として通報される可能性

児童ポルノには含まないことが決定していますが、『わいせつ情報』として通報される可能性が残されています。
よほどのことが無い限り大丈夫だとは思いますが、過去に成年向けマンガ*1が『わいせつ情報』として摘発された例もありますから、可能性は否定できなかったり。


理由その2:『有害情報』として通報される可能性

ホットラインセンターには、有害情報*2を受け付けて ISP に知らせる役目もあります。*3
つまり、原理的にはどんな情報でも「僕は良くないと思うなぁ」という理由で通報することも可能だったり……。


しかも、これらの理由を否定できる材料が無いから楽観視できない罠(_ _;)
悲観的になりすぎるのも問題ですが。


センターおよび ISP には、賢明なるご判断を期待しております…… m(_ _)m


追記

2006/06/10 - 「理由その2」に打ち消し線。
ここでの 『有害情報』 とは 『違法情報ではないかもしれないが、その可能性の高い情報、あるいは違法性を招く恐れのある情報』 を指すらしい。


 

*1:もちろん架空の描写

*2:違法な情報ではないが、あまり良くないと判断できる情報

*3:その場合は削除依頼ではなく、あくまで ISP の判断に任せるというのがセンターのガイドライン