木を見たら、どうぞ森も見ていってください

小倉先生の文面を見ていつも思うのは、やっぱり言葉で勝負する人だよなということだったりする。敏腕の営業担当や詐欺師と同じように、言葉で自分の主義主張を相手に伝えることに特化した姿なのだろうと批判してみるよ。

現実問題としていえば、その種の名鑑に載っていないと、その道のプロだと名乗ってもモグリだと思われる危険もありますし、また、その人の過去の実績からその人に仕事を依頼しようと思って名鑑を見たらその人に関する情報が載っていなかったということになると、てっきり引退ないし廃業したものと思いこんでしまう可能性も十分にあります。

benli: 網羅的な関係者名簿への条理上の掲載義務

簡単に言えば片手落ち。名鑑に記載することのメリットとデメリット、それから記載しないことのメリットを考慮している素振りが見られない。原子力発電所二酸化炭素の排出量が少ないからどんどん建造しましょうって言ってるように聞こえるね。
正しい議論を行うためには、まず賛成派と反対派の2つに分けて、その意見を交換することが大切だと自分は思っている。ここで言う「交換」は意見のすり合わせなどではなく真の交換、賛成派は反対派になりきり、反対派は賛成派になりきるのだ。相手の言っている事柄を徹底的に己の意見としていく。後は自分の中で混ざり合った2つの意見を元に、その妥協点は各自で見つけられるであろう。
腐った木を見て森全体を焼き払うことはしてはならない。木を見たら、どうぞ森も見ていってくださいな。