「端末」言うな問題。果ては一括納品に対する愚痴を愚駄愚駄。

新しいOSを載せた端末に買い替えるには1台15万円かかり、「早く交換したいが予算がつかない。IT関係は一番後回し」と嘆く。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100719-OYT1T00847.htm

リースではなく購入、しかも購入するのは PC ではなく『端末』。
この『端末』という言葉は、オープン化が進む前からずっと変わらない用語として使われている。SIer にとって『端末』とは『製品』であって、その製品にたまたま『Windows2000』という『部品』が使われているに過ぎない。
『端末』には『Windows2000』が使用されていても、その端末は Windows PC ではなくあくまで『端末』。部品が劣化しても、Windows2000Windows7 は別物だから単純に組み替えることは難しい。仮に組み替えることが出来たとしても、そもそもハードとソフトの別売りは想定していない。端末だから。
オープン化で開発費が安くなっても、依然として一括納品の体質は変化がなかった。だから『安売り PC を買ってきたのでインストールしてください』という文句は SIer には通用しないし、端末ネットワークが汚れるので安売り PC を使わせることも禁止する。だから、依然としてユーザは PC を使えない。30年前から変わらず『端末』を使い続ける羽目になる。


SIerクラウド化が推し進んでも『端末』を売りつける商売は変える気が無い」と耳にしているので、そのへんユーザ企業さんは注意したほうが良いですよ、と。